突発性大腿骨頭壊死症になったアレコレ

突発性大腿骨頭壊死症と診断されてから治療中ですが、体験談などが非常に少ないので、少しでも同じ病気に罹った人の助けになればと思い、メモを残しておきます。

術後16日目(入院19日目)

今日はお風呂の入り方などの指導を受けました。

 

退院に向けて、生活動作について色々教えていただきます。

 

人工股関節の手術を受けた人全員が一番気にすることはやはり脱臼。

パーセンテージでいえば確率は低いそうですが、起こるときは起こるし、激痛だそうで、足をどれだけ曲げてもいいかは念入りに頭に叩き込んでおかないといけません。

というのも、脱臼を気にするあまり、足を使わないようになってしまうとそれこそ本末転倒というか、せっかく手術をして痛みも取れて動けるようになったのに意味がないんですよね。

 

もちろん、生活していく上で予期しない動きなどは色々出てくると思いますが、絶対にやったらいけない動作だけでも把握しておかないといけません。

 

そして退院2日前にして重大な問題が発覚しまして。

 

大学病院の先生が診察にきてくれたのですが、歩いてみて、と言われ廊下を歩いたところ、歩き方がおかしいと。

 

左足が外に向かってしまっている、というんですね。

これはリハビリの先生や看護師さんにも散々言われていたことです。

その度に、膝が痛くて、と言ってきました。そうであると思っていました。

 

先生に、真っ直ぐ立ってみて、と言われ立ってみると体が傾いていると言われます。

私は真っ直ぐに立っているつもりです。

 

先生に姿勢を矯正され、これで真っ直ぐだよと言われましたが、当の私はなんだか右足がちょっと浮いてる気がしたのです。感覚ですが、1cmにも満たない5mmくらい。

 

それを告げると、「長さがちょっと違うのかもしれない」とのこと。

以前リハビリの先生に、人工関節に変えた人あるあるで、骨頭壊死により潰れていた分傾いてしまっていたのが手術により元の長さに戻ったため足が長くなった気がすることがある、という話をしていましたが、気のせいでもなんでもなくガチでちょっと長くなっている可能性がある。

 

ただそう考えれば、色々と辻褄があってきます。

 

左足だけ若干長いせいで、歩行時に左足が外側にでる。

歩行時の姿勢が悪いので負荷が膝にかかる。

膝が痛いので余計足を曲げずに棒のように使うので結果外側に出る。

 

悪循環です。

 

え、これもしかして再手術とかせなあかんやつ!?

 

と内心ドギマギしましたが、先生は「右足に中敷入れよっか」と。

 

あ、それでいいんや…

 

で、ちょっと速く歩いてみて、とのことで、膝下の痛みはこの際無視して早歩きしてみると、かなりマシな歩き方になりました。なったそうです。

めっちゃ痛いですけど。

 

というわけで、退院後はシューズに中敷を入れて歩くことになりそうです。

装具みたいなしっかりしたやつでなくて、とりあえず市販のものを試してみる予定です。