突発性大腿骨頭壊死症になったアレコレ

突発性大腿骨頭壊死症と診断されてから治療中ですが、体験談などが非常に少ないので、少しでも同じ病気に罹った人の助けになればと思い、メモを残しておきます。

整形外科(大学病院)の受診

地元の大学付属病院へ紹介状を書いてもらい、診察を受けました。

 

大学病院内では一番「突発性大腿骨頭壊死症」に詳しい先生です。

 

一発で人工関節に変えるしかないね、と診断がつき、入院と手術の手続きへ。

 

ところが、大学病院ではスケジュールが半年先まで埋まっているということで、近隣の病院で入院、手術を受けることになりました。

 

手術自体は大学病院の先生がやってくださいます。

 

入院と手術の日取りを決め、そのまま入院先の病院へ移動。

 

手術前の検査を一通りその場でして、入院の案内と説明をしていただいてから帰宅。

 

手術は2週間後です。

 

コロナ禍ということもあり、このスケジュール感で手術までできるのは本当にありがたいことです。

 

何ヶ月待ち、ということもザラにあるそうなので…

 

ちなみに、切り傷を縫ったり程度のことはありますが、全身麻酔とか手術とかは全く初めてのことなので、ビビりまくっています。

 

 

 

整形外科(市民病院)の受診

3週間後に痛かったらおいで、と言われてから早や1ヶ月以上。

 

ずーーっと痛い。のに、なかなか踏ん切りというか行くチャンスが掴めず、そのまま放置していました。

 

というのも最初は足が全く動かせないほどの痛みが続いていましたが、徐々に股関節周辺の痛みに固定されてきて、足全体としてはなんとか動かせるようになってきていたのです。

 

ではなぜ、大病院の受診を決断したかというと…

 

股関節周辺が痛いと言いましたが、お尻側の痛みがひどくなってきました。

 

つまり、以前は立ったり歩いたり、動くと痛かったわけですが、今度は

 

”座ってるだけで痛い”

 

となったわけです。

 

整形外科(クリニック)へ出向き、市民病院への紹介状を書いてもらいます。

 

で、早速受診。

 

院長先生が担当でした。

 

診察1分くらいで、レントゲン撮ってきて、と言われ、広い病院内を歩く。

痛いっちゅうねん。

 

で、レントゲンを一目見て言われたのが、

 

「骨頭潰れてるね」

 

でした。

 

ステロイド剤使ってる?お酒は?

と聞かれ、ステロイドは使ったことないし、お酒は晩酌はするけどビール1〜2本程度。

 

そこで「突発性大腿骨頭壊死症」という病名を聞かされました。

 

頭の中は「??」でした。

 

だって痛いの筋肉だぜ?骨関係なくない?

 

というのが正直な感想です。

 

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これのStage3と言われ、人工関節に変えるしかないね、と。

 

正直なところ、理解が追いつきません。

筋肉の痛みがなぜそんな話に?

 

特に、よしんばこの診断が正しかったとして、人工関節の手術を受けたとして、

 

この筋肉の痛みが消えるの?

 

というのが大きな疑問でした。

 

で、この病院は単身赴任先の病院であったため、手術をどこで受ける?と聞かれ、地元の病院に紹介状を書いてもらうことに。

救世主のような存在現る

痛い足を引きずりながら仕事をこなした後、ふとドラッグストアに立ち寄りました。

 

なんかこう、すげぇ強そうな湿布とか薬が売っていないかなと思ったのです。

 

そこで見つけたのがこいつです。

 

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めぐリズム「蒸気の温熱シート」。

 

正直、そんなに期待していたわけではありません。

ただ、血行が良くなって足が動くようになるなら、温めることでそのスピードを早められるんじゃないか、だったらいいなぁというくらいの気持ちで購入しました。

 

効果はてきめんでした。

 

貼って15分もしたら十分に温まって、なんと痛みが消えはしないですがかなり軽減されたのです。

 

この頃は痛みがどんどんと足の付け根の方に移ってきた感覚がありましたので、

お尻側と内側に2枚貼り。

 

これのおかげで、相当楽になりました。

痛いな、と思うところに貼っておけばとりあえず痛みがマシになったのです。

 

ただ季節は夏。

単純に余計に暑かったです。

 

箱買いを繰り返して2ヶ月弱ほどお世話になりました。

 

整形外科(クリニック)での治療・続き

再度、整形外科を受診。

 

「注射打ってもらったのに全然効かないんです」

 

お医者さんは「マジかよ」って顔で、とりあえず痛み止めを処方してくれました。

 

飲みます。

 

効きやしねぇ。

 

でもこれは私が悪いところもあるんです。

 

基本的に夕食しか食べないため、食後の薬がなんとなく飲みづらい。

 

なもんで、毎食後と就寝前に飲まなければいけない薬を、1日1回くらいしか飲まない。

 

これじゃいかんと思い、当時は夏、起床時に欠かせないアイスコーヒーを飲みながらチョコを一粒食べ、薬を飲む。

 

これでなんとか1日2回。そして夕食後に食後と就寝前の薬を合わせて飲む。

 

夕食と言っても午後11時とかでしたからね。

 

この合わせ飲みをした時も、1回だけ効きました。

 

痛みがかなり軽くなったように感じましたが、翌日同様に試すとやはり効き目なし。

 

整形外科を受診してから3週間が経っていました。

 

先生から初診から1ヶ月半、つまりあと3週間経っても状況が変わらなければ紹介状を書きますので大きい病院を受診してくださいと言われ、そんなもんなのかと思いながら帰宅。

 

当時の状況としては、起床時に左足が全く動かない。

右足だけを先に動かし、なんとか左足を這わせるように動かして移動。

痛みは太ももの裏から始まり、太ももの表側、すね、ふくらはぎ、足の付け根(お尻側)と順調に拡大していました。そっち方面の順調さはいらんねんと思いながら、確実に足がダメになっていく。

どこが痛いの?と聞かれ最初の頃は「太ももが〜」とか言ってたのが「左足」としか言わなくなってきました。

 

ここに到るまで、私はこの痛みの原因を「筋肉」にあると思っています。

だって痛いの筋肉なんだもん。

坐骨神経痛?とも思いましたが、それなら痛むことはあっても動かない、ってことはないだろうと。そして接骨院にて筋肉が痛いのは血行が悪くなっているからだ、とも聞いていました。

 

話が脱線しましたが、起床してから動かない足を引きずってなんとか身支度のために動いていると、徐々に血行が良くなっていくのか、足が動くようになってきます。

痛いのは痛いです。が、動かせないほどじゃない。

 

身支度が済んだら仕事に向かいます。

痛いのは左足なので、なんとか車にまで乗り込むことができたら運転に支障はありませんでした。

 

仕事では体を良く動かすのですが、時々デスクワークなどした後に椅子から立ち上がろうとすると、また同じように足が固まって動かなくなります。

 

仕事中なので、動かさないわけにはいかない。

無理やり動かしていると、また血行が良くなって少しは動かせるようになる。

立ち止まるとまた固まる。

それの繰り返しです。

 

今から思い返しても、そこそこ地獄のような日々でした。

 

 

整形外科(クリニック)での治療

単身赴任先に戻ってからも、痛みはずっと変わらず。

 

ロキソニンの湿布のやつとか試しましたが、状況は改善せず。

 

いくらなんでもおかしい。

 

また休みをとって接骨院に行くよりかは、整形外科で診てもらおう。

 

ということで、赴任先にある整形外科を検索し、受診。

今は先に地域のかかりつけ医で受診していないと、大きい病院にはいけないんですね。

 

一通り症状を伝えて診察してもらうと、

「私も接骨院と同じ診立てです」

とのこと。

 

で、接骨院でやったのと同じように電気を使った治療もできるが、注射で痛みを取ることもできると。

 

 

これこれ、やっぱ病院を受診したからには病院でしかできない治療をやってもらわないとね。

 

 

ということで注射してもらいました。

チクチクチクチク。なんぼ打つねんと思うほど打ってもらいました。

 

1時間後。

 

あれほど痛かったのが嘘のように。

 

全く痛くないわけではないけど、足が動きます。

 

もっと早く打てばよかった、と後悔が一つ。

診察代2,000くらいの明細を見てもう一つ後悔。(接骨院では1回8,000円くらいした)

 

先生に確認すると、注射は週に2回は打てるとのこと。

 

このまま痛みなく過ごせたらいいなと期待して就寝。

 

起床時、その願いは見事に打ち砕かれました。

 

めっちゃ痛いやんけ。

 

今すぐにでも注射を打ってもらいたいが、今週はまだ5日残ってる。

 

耐えて3日後に改めて受診。

 

痛いんです、打ってください、と。

 

またチクチクチクチクと打ってもらいます。

 

これで一安心(今日のところは)。

 

と思っていたら、効かない。

 

先日、あんなに痛みを消してくれた注射が今日は効かない。

 

割と誇張抜きで目の前が真っ暗になった気分になりました。

 

接骨院での治療

接骨院で自分が痛みを感じている部分を説明すると、

 

ハムストリングスが炎症を起こしていますね」

 

と言われました。

 

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で、このハムストリングスに繋がる筋肉が膝の部分で今度はスネに沿って走っているそうです。

 

おお、見事に痛い箇所に当てはまっとるやないか。

 

なるほどねー、と思いながら、治療の説明をされ、電気を流すやつを1分程度、円皮鍼というエレキバンの中央に小さい鍼がついたものを貼られました。

 

結果は痛みは何も変わらず。

 

説明では、8回くらい通院して4回目くらいで痛みが取れてくるとのこと。

 

素直にそれを信じて、翌日も休みをとっていたので、再度同じ治療を行なってもらいました。

 

2回しか治療していないのでしょうがないとは思いつつ、少しもマシにならない痛みを抱えてそのまま単身赴任先へと戻ります。

 

最初の違和感

7月の終わりころ。

 

朝起きると、左足太もも裏にズキンとした痛みが走りました。

前日に多少肉体労働的な仕事をしていたので、それの筋肉痛かな?と思っていました。

ところが、日にちが経つにつれ、痛みの範囲は広く、きつくなってきます。

これは病院に行かねば、とは思いつつも、仕事が激務すぎて受診している暇はない。

また単身赴任先にきて間もない為、病院がどこにあるのかがわからない。

加えて、病院には今まで内科でしかかかったことがない為、こういう痛みがあるときに何科を受診すればいいのかわからない。

 

日に日に痛みはきつくなっていきます。

まず、朝起きたら足が全く動かない。少しでも動かしたら激痛が走ります。

這いつくばるようにトイレにたどり着き(トイレまで3mくらいの距離を15分くらいかける)、洗面所に向かい(ここまでで30分くらいは使っている)、やっと足が温まってきたのか慣れてきたのか、かろうじて動かせる、というレベルになるのでした。

 

その時、痛いのは太ももの裏とすね、そしてお尻でした。

太ももが痛いと検索すると、「坐骨神経痛」とか、「トリガーポイント注射で痛みをとる」とかいう文言がヒットします。

 

このトリガーポイント注射というのがいかにも即効性のある、効きそうな感じがしましたので、無理やり休みをとって地元でそういった治療を行なっている接骨院へ。